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linux-user@linux.or.jpというメーリングリストと、 jlug.ml.usersというニュースグループの間のゲイトウエイを行っているシステムの再構築に関する説明です。

まず 必要なモジュール群 をゲットして、 /usr/lib/perl5/site_perl あたりに展開します。 ただし/usr/lib/perl5は、 実際にPerlのライブラリ・モジュール群がインストールされたディレクトリに読み換えて下さい(以下同様)。


tar xzfC /path-to/My.pm.tar.gz /usr/lib/perl5/site_perl

もし下の手続きが上手く行かないようなら


cat >/usr/lib/perl5/site_perl/net/if.ph <<\EOF
sub IFNAMSIZ {16;}
1;
EOF
cat >/usr/lib/perl5/site_perl/sys/socket.ph <<\EOF
sub SIOCGIFADDR {0x8915;}
1;
EOF

を実行すると上手く行くかも知れません。 ただし数字はLinux Kernel 2.2.13のものなので、 動作OSに合わせて書き換える必要があります。 もちろんh2phでnet/if.phsys/socket.phを作成しても可です。

次にスクリプト群と、 それが必要とするディレクトリと設定ファイルを作ります。 動くのものを作るシェルスクリプトを用意しました。 rootになって


sh /path-to/lu2jmu-install.sh

として下さい。

perlにパスが通っていない場合、 あるいはパスの通っている実行ファイルと違うperlでスクリプトを動かしたい場合は


sh /path-to/lu2jmu-install.sh /path-to-another/perl

として下さい。

MTAとニュースサーバが同一ホスト上で動いていて、 そのホストはそのドメインのMX、 ゲイトウエイシステムはMTAからのメールをlocalhostの1025番ポートで受け取る、 mail -> news用のアドレスのローカルパートはm2nnews -> mailのモデレータロボット用のアドレスのローカルパートはn2m-modbot、 エラーが起きたときはpostmasterにエラーメールが送られる、 という設定になっています。 またスクリプトは/usr/local/binにインストールされます。

上の仮定と違う設定に変更するには

MTAの動いているホストが異なる場合

/etc/mx/conf.pl


qw(1025@localhost :),

という行のlocalhostを適当に変更します。 多分0.0.0.0にすればどのホストからの接続も受け付けると思います。

さらに/etc/mx/server_conf.pl


my $domain = &hostname(1);

My::MX::Envelope->addLocalDomain
  (
   $domain,
   "news.$domain",
   "m2n.$domain",
   );

という部分を削除し、

$m2n_setup->('pathhost' => 'm2n.%{domain}');

という行を

$m2n_setup->();

に変更する必要もあるかも知れません。

MTAからメールを受けとるポートを変更する場合
上の行の1025をそのポート番号に書き換えます。
ニュースサーバが違うホストで動いている場合
/etc/mx/server_conf.plの中にあるnntp@localhostという部分のlocalhostを、 そのホストのアドレスまたはFQDNにすればよい筈です。
ニュースサーバが「MODE STREAM」を受け付けてくれない場合
/etc/mx/server_conf.pl

			 'nntp_mode' => 'STREAM',

という行を

			 'nntp_mode' => '',

に書き換えます。さらにリーダとしてしかそのサーバに接続できない場合は

			 'nntp_mode' => 'READER',

とし、また

     'i_am_server' => 1,

という行を削除します。 (実はMODE READERでの動作は確認していません。)
エラーメールの送り先をpostmaster以外にした場合
mail -> news

$ml_owner{'m2n.owner'} = [qw(postmaster)];

の、news -> mail

$ml_owner{'n2m-modbot.owner'} = [qw(postmaster)];

の、postmasterの部分を書き換えて下さい。

/usr/local/bin/mx-ctlというコマンドを実行して


OK そのホストのFQDN ready

と表示されたらインストールは(多分)上手く行って、 デーモンが起動しています。 メールを受け取る準備は完了です。

quit

とタイプしてmx-ctlを終了して下さい。 後はリストサーバからのメールが上で設定したホストの設定したポートにSMTPで転送されるようにMTAの設定を変更すれば、 新しいゲイトウエイの出来上がりです(多分)。 なお設定を変更した場合は

/usr/local/bin/mx-batch halt ; /usr/local/bin/mx-batch

でデーモンを再起動して下さい。


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